ヤマダのミライ計画

河陽電線(株)代表の⼩笹史美です。
我々は1956年の創業以来「電線を通じて社会と産業に貢献する」という想いのもと、
多様なニーズに応える製品を世に送り出してまいりました。
通信・計装・防災・ロボット制御など、
いずれも⾒えない場所で⼤切な役割を果たす“裏⽅”の電線たち。
私たちは、こうした「⾒えない価値」にこそ、
未来をつなぐ使命があると信じてきました。

私たちは、地中インフラという領域にも⼒を⼊れています。
地中探査⽤ロケーティングワイヤー「ロケナビワイヤー」です。
「電線の⼒で地下を“⾒える化”する」、
社会インフラの安全を守るための、提案です。

技術⼒の深化とデジタル化の融“地中インフラを可視化し、次世代の安⼼を創る電線へ”合
地中に敷設されたガス・上下⽔道・電⼒・通信といった各種ライフライン。
その多くは⾮導電素材(塩ビ管、ポリエチレン管等)で構成され、
⼯事中における位置確認が⾮常に困難です。
近年では、掘削事故のリスクが社会課題として注⽬されており、
事故防⽌の観点から「埋設物の事前探知」は法令でも強化されつつあります。

PVC導電被覆の独⾃素材により、バクテリアや薬品に強く、
地中でも⻑期間安定した性能を維持、柔軟性が⾼く、曲管や狭所にもスムーズに施⼯可能です。
ゴム素材製に⽐べ、軽量かつ経済的な価格設定。
探知機との親和性が⾼く、既存の現場設備にもスムーズに導⼊可能です。
導⼊先からは「施⼯がしやすい」「探知感度が⾼い」との声も多く、
全国各地のインフラ現場で活⽤が進んでおります。

私たちは電線を“インフラの知能”に変える⼒を持つ企業として、
ニッチで⾼付加価値な製品の開発に挑戦してまいりました。
ロケナビワイヤーの開発では、社内技術陣による材料設計・押出成形・品質検査まで
⼀貫体制で取り組み、現場で求められる「耐久性と確実性」を具現化しています。
今後も、電線づくりのその先にある“社会の安⼼”を⾒据え、
柔軟で挑戦的な技術開発を通じて価値を提供し続けてまいります。
当社が開発した「ロケナビワイヤー」は、ただの電線ではありません。
現場の声と電線メーカーとしての知⾒を融合し、
“探知性・耐久性・施⼯性・コスト”のすべてをバランス良く備えた、
次世代ロケーティングワイヤーです。

1.耐久性に優れたPVC導電被覆
⻑期埋設に耐えうる耐候性・耐薬品性・耐菌性を備えたPVC導電素材を採⽤。
ゴム被覆製品に⽐べて腐⾷・劣化に強く、メンテナンスコストの低減に貢献。
2.優れた柔軟性と施⼯性
狭⼩な曲管や深い配管経路でもスムーズに布設が可能。作業時間の短縮に直結。
3.圧倒的なコストパフォーマンス
導電性と耐久性を維持しながらも、従来品よりも製造コストを最適化。
全国の⾃治体・⼯事業者様より「コスト対効果が⾼い」と評価をいただいています。
4.既存探知機との⾼い互換性
各種メーカーのロケーター機器に対応可能。
埋設資材の標準仕様として導⼊しやすいユニバーサル設計。

ロケナビワイヤーは、地中に敷かれた“未来のための信号線”です。
⽬には⾒えませんが、そこで働く⼈の安全と、地域社会の安⼼を⽀える確かな技術です。
私たちはこれからも、「電線の⼒で、社会の⼟台を⽀える」という使命のもと、
地中インフラと未来をつなぐ製品の製造に⼒を⼊れていきます。