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2020年01月31日

投稿者:海外展開・創業支援アドバイザー 森信 肇

武漢と日本の意外なつながり。

海外展開・創業支援アドバイザーの森信です。
毎日のように、新型コロナウイルスの発生源として報じられる武漢ですが、どんな街だか皆さんはご存知ですか?実は武漢と日本には意外なつながりがありました。

 
武漢は中国の内陸部に位置する人口1100万の長江中流域の大きな都市です。中国語では「Wuhan(ウーハン)」。歴史名所も数多く、三国志時代の旧跡や伝説がたくさん残っています。歴史好きの方にとっては、一度は訪れたい場所ではないでしょうか。
 
湖北省の省都であり、商業・工業都市として発展。現在は200社ほどの日本企業が進出し、最近では内陸部の経済成長に伴い、サービス・小売業の進出が盛んになっています。
 
また市内には湖が多く「百湖の市」とも、中国では言われています。市の東部にある東湖には「東湖桜花園」という大変美しい公園と「武漢大学」の広大なキャンパスがあります。
 
「武漢大学」は、中国有数の国立大学の一つですが、実は桜の名所としても中国では知られてます。1000株以上の桜並木があり、花見の季節には連日1万人以上の人々が中国全土から訪れます。

 

東湖桜花園(画像引用元:携程Ctrip) 

 
この武漢の桜、日中国交正常化に伴い1973年に田中角栄さんが中国の周恩来さんの妻に寄贈したものでした。周恩来さんといえば、明治大学にも留学していた親日家です。熱意溢れる田中角栄さんと親日家の周恩来さん、この両首相でなければ国交正常化は当時ありえなかったとも言われています。
 
大山桜1000本が寄贈され、この中の800本が北京へ。しかし、北京では気候や土壌の違いにより大部分が枯れてしまいます。残り約200本が、周恩来さんのゆかりのある武漢と南京にそれぞれ寄贈されたそうです。
 

武漢大学 (画像引用元:携程Ctrip
 
実際に私は武漢を訪れた際に、現地の方からあの桜は角栄さんが贈ってくれた桜だよという話を聞いたことがありました。日本人として、少し嬉しい気持ちになったのを覚えています。私が出会った武漢の人々は皆、田中角栄さんのお名前をご存知でした。
 
今ではその桜も大きく育ち、武漢の人々にとっては街の誇りにもなっています。
 
今年も多くの人々が、あの美しい桜並木を楽しみにしていることと思います。今回の危機を乗り越え、1日でも早く日常の生活が取り戻せることを願うばかりです。
 

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