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2019年10月04日

投稿者:海外展開・創業支援アドバイザー 森信 肇

弱点を長所に。小さなホテルが教えてくれた「不便」の楽しみ方

先日、九州に出張へ行きました。
博多から鹿児島へ。
 
私は仕事柄、長めの出張が多く出張先ではコインランドリーをよく利用します。今回は博多、鹿児島の二つのホテルで相対する感想を抱きました。


 
博多のホテルは、昨年オープンしたばかりの新しいチェーンホテルですが、ホテル内にコインランドリーがありません。受付で尋ねると、近隣のコインランドリーがどこにあるのかも把握していない状況。急ぎ、受付の女性がネットで検索をしています。私と受付の女性とのやり取りを聞きつけて、中から出てきた中年男性の支配人は、「当ホテルにお泊りになられるお客様には、コインランドリーの要望がほとんどないんです」と言い切りました。
 
インバウンド観光客がこれだけたくさん訪れる博多において、ニーズがないはずはありません。出張の多い私は、この支配人の言い訳に恥ずかしさすら感じました。この人たちは頼りにならないと判断し、結局GoogleMapで自分でランドリーを検索し向かう事にしました。
 
一方、鹿児島で宿泊したホテルは対照的でした。
 
このホテルは老舗の小さなホテルで、コインランドリーを設置する場所がなかったのでしょう。受付の女性は申し訳なさそうに、おもむろに地図を取り出し、コインランドリーの場所を正反対の二ヶ所教えてくれました。また、地図には近隣のオススメのお菓子屋さん、カフェ、飲食店、観光名所などが手書きのイラストで書き込まれています。
 
ほのぼのとしたイラストを指差しながら、またご本人や観光客の感想を交えて、ランドリーの待ち時間に立ち寄れそうな場所を教えてくれました。
 
実際には、日本国内の多くのホテルでコインランドリーは設置されています。宿泊したホテルに設備がない事は残念ではありますが、二つ目のホテルの場合は、コインランドリーの場所を尋ねた事で、私は新たな楽しみを得る事ができました。
 
問い合わせやクレームを軽く受けとめスルーすることは簡単です。しかし真摯にうけとめしっかりと前向きに対応していく。
 
大手企業に比べると中小企業や個人事業者は、資本や設備、そして人材面で劣る事がたくさんあります。そのために悔しい経験をしたり、むなしい思いをすることもあります。
 
しかし、考え方や取り組み方一つで、そのウィークポイントはプラスにも変えられる。ささいな出来事ですが、自身への戒めとして、そんなことを改めて実感しました。

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